先日なんの番組だったか覚えていないがウェイトリフティングの三宅宏美のドキュメンタリーをテレビで見た。父はこの世界ではけっこう有名なメキシコオリンピックのメダリストの三宅義行だ。今では父が指導者で娘がオリンピックで金を試みる選手。僕も三宅義行の講義を受けたことがあるのだがこの親子、見ていて久々の日本らしい体育会系だなと思った。今の仕事に移り、こんな臭ささとは結構かけ離れているのだがなんとも熱血で頑固と言うか(笑)。苦しさが楽しさと言うか、痛めつけるほど成果が上がると言う理論。『だまってやってりゃ~いいんだ!』、『ぐちゃぐちゃ言うんじゃねぇ~よ!』的な日常のやり取り。中には、矛盾を感じるとこもあったが基本的に悪かぁ~なかったかな、当初振り返ると。
そんな中、テレビでやっていた言葉が嫌に染み付いてしまった。
『明日につなげる練習をしろ』
だって。
これは、宏美選手が怪我で思ったように練習ができない時に父が言った言葉。
宏美選手の焦る気持ち、苛立ちを十分に理解している元選手だった父だからこそ心の底から出てきた言葉なのだと思わされた。
とりあえず怪我で満足練習はできないが、今できることをやる。そしてそれを明日につなげていけという。なんだが単純なんだけどやたらと説得力があったんだよね。。
よく俗に言う、『練習の積み重ねが結果を生む』やら『継続は力なり』なんかよりはるかに重い言葉に感じちゃった。まぁ、お父さんのその言葉を言うタイミングも憎たらしく良かったのかもしれない。